水族館のランキングは世界でどうなっているでしょう
周りを海に囲まれた海洋国家、日本には水族館が多いと言われており、その数は国別で1位だそうです。
「そうです」というのは、水族館の定義が曖昧なため正確な数が把握できないからです。
一説には、世界には430を超える水族館があり、その約1/4が日本に集中しているということです。
確かに、私たちにとって水族館はとても身近な存在で、遠足などで一度は行ったことがあるところではないでしょうか。
そんな水族館、世界のランキングはどうなっているのでしょうか。
モントレーにある水族館がベスト1。割引も色々あるけれど、払う価値ありの水族館
アメリカはカリフォルニア州のモントレーにある水族館、モントレーベイアクアリウムが、いろんなランキングを見た結果、世界No.1のようです。
大人が49.95ドル(現在のレートで約6,500円)と高めの値段設定ながら、行った人のほとんどが「価格に見合うだけの価値が十分にある」と評価しています。
その理由は、「まるでダイビングスーツを着て海中に潜ったような」感覚に陥る展示にあるようです。
世界最大規模の広い敷地(元はイワシの缶詰工場)に、550種以上の動植物を35,000以上展示しています。
そのほとんどがカリフォルニア州固有の生物です。
イワシの大群が目の前を泳ぎ、愛らしいラッコやアシカ、ペンギンたちが餌を食べるシーンを見れ、カモメを間近で見てプラスチックの海洋汚染を学ぶことができ…と、とても1日では見て回れないほどです。
また、現在は特別展示として、カリフォルニア・バハ沿岸に生息する生き物たちの展示、“¡Viva Baja! Life on the Edge”や、世界中のイカやタコを集めた展示を行っています。
世界中の人々を魅了し、高い評価を得ているこのモントレー水族館は提携する146のホテルに割引券(1日分の料金で二日間有効)を置いています。
(軍人割引やアメリカ自動車協会割引などもあります)
当日券販売窓口には大層な行列ができるそうなので、時間短縮の意味でも前もってチケットを買っておきましょう。
九州にある水族館、「うみたまご」も高い評価
九州は大分県にある、大分マリーンパレス水族館うみたまごをご紹介したいと思います。
TripAdvisorでの評価が高いこの水族館は、世界で初めて大回遊水槽を設置しました。
水槽の中心に擬岩でできた島があり、その周りを海水がぐるぐる流れるようになっている、割とポピュラーな水槽の元祖だったのですね。
複雑な形をした岩があることで小魚から大型魚まで共存でき、魚の種類も多く収容できます。
今は90種1,500尾の魚たちが暮らしているそうです。
また日本で初めて人工灯によるサンゴの繁殖に成功した「うみたまご」には、サンゴ大水槽もあり、人懐こい、頭に大きなコブがあるナポレオンフィッシュが人気です。
別府湾に生息する生き物と触れ合えるタッチプールは昔から人気でしたが、新施設「あそびーち」はもっと人気です。
「動物と遊ぶ×アートと遊ぶ」をテーマに作られた、ありのままの動物たちの姿を見ることのできる、ガラスのない水族館です。
あそびーちの動物たちは基本、人間様をほったらかしです。
勝手気ままに、自然のままに生活しています。
運が良ければ、触れることができる。
足元をイルカやアシカが泳いで行く。
子供より大人がはしゃいでしまいそうな、インスタ映えもしそうな、そんなビーチです。
ランキングに関係なく水族館を楽しもう
屋内施設の多い水族館は天候に左右されないお出かけスポットと言えるでしょう。
これからの寒い季節にもぴったり!
友人と恋人と家族と。
いろんなシチュエーションに対応できる、文字通り魅惑的なアトラクションです。
あなたも、今年の冬は水族館へ出かけてみませんか?