甘酒の作り方ーレシピをご紹介します。
本格的に寒くなってきました。
寒くなってくると、筋肉が強張り、萎縮し、背中などもついつい丸くなってしまいがち。
そんな時に、お腹に温かく栄養のあるものがストンと入ると、背筋もしゃんと伸びますよね。
背筋を伸ばすのにぴったりなのが、甘酒です。
平成最後の夏は猛暑でした。
冷やした甘酒を夏バテ防止に飲む、ということが推奨されていましたが、甘酒の効果は夏だけに有効なのではないのです。
甘酒はブドウ糖を含んでいます。
特に麹甘酒の場合は、2割がブドウ糖です。
甘酒に含まれる多糖類のブドウ糖は太りにくく、すぐにエネルギーに変わります。
内側から発熱してくれるということです。
また糖質・脂質・タンパク質の代謝に必要なビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、イノシトール、ビオチンなど)を豊富に含んでおり、サプリよりも手軽にそれらを補強できます。
さらに食事から摂るべきとされる必須アミノ酸も豊富です。
人間の身体は約20種類のアミノ酸から構成されていますから、それを摂取することはまさに命に関わります。
甘酒は麹を使います。レシピはとてもシンプルです
【材料】
米麹 250g
水 300cc
【道具】
鍋
魔法瓶
温度計
材料は米麹と水しか使いません。なんてシンプル。
作る前に、冷凍してある米麹の場合はあらかじめ解凍しておきましょう。
【作り方】
1、鍋にお水を入れ、60度になるまで加熱する
2、米麹を加え、65度になるまで加熱する
3、魔法瓶に2を入れ、60度になっていることを確認する
4、そのまま8時間待つ
5、粒がなくなりペースト状になっていたらできあがり
夜に仕込んで朝できたてを飲む(食べる)というのが理想的です。
甘酒はできたてが一番美味しく、まろやかさと甘みが絶妙で、口当たりも良く後味はさっぱりしているのです。
なんでも、できたては美味しいですよね。
魔法瓶に入れているのでほんわりと温かく、朝から胃袋を温めてくれ、胃の腑に滋養が満ち渡ります。
魔法瓶がない場合は、ヨーグルトメーカーや炊飯器を使って作ることができます。
炊飯器を使う場合は、麹と水の量を1:1にしましょう。
そして「保温」機能を使い、8時間待つのは同じですが、4時間経過した頃に一度かき混ぜると発酵ムラを防ぐことができます。
甘酒は酒粕でもできる。作り方はこちら
麹を使って発酵させる時間が惜しい、という方には酒粕と砂糖を使って作る甘酒作りをご紹介します。
【材料】
酒粕 100g
水 800cc
砂糖 70g
塩 ひとつまみ
こちらも材料はシンプルですね。
【作り方】
1、水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて
ひとくち大にちぎった酒粕を鍋に入れ、10分待つ
2、お湯につけた酒粕が柔らかくなったら再び火にかけ
酒粕がしっかり溶けるようにかき回しながら沸騰させる
3、沸騰したら砂糖と塩を入れてかき混ぜ、一煮立ちしたら完成
酒粕を使った場合でも、待つ時間がありますね。
甘酒作りでは「待つ」のがポイントと言えそうです。
甘酒はローカロリーでダイエットにも向いている!
必須アミノ酸とビタミンB群が豊富で、多糖類であるブドウ糖を含んでいる甘酒は、だいたい100gあたり80kcal前後とローカロリー。
ビタミンB群は脂質の分解を促すし、ブドウ糖はすぐにエネルギーに変わるので体内に蓄積されません。
食前に飲めば、満腹感を感じて食べる量を減らす効果も期待できます。
美容と健康に良くて、作るのも簡単となれば、これはもう毎日手作りするしかなさそうです。
ちなみに麹にも色々種類があります。
さっぱりとした甘酒を作りたいときは玄米麹を、甘みのしっかりとした甘酒を作りたいときは白米麹を使うと良いでしょう。
暴飲暴食しがちな年末年始、甘酒を飲むことで身体をリセットしたいですね。