炒め物や汁物、鍋など、比較的、何の料理にも合うきのこには、体にいい栄養が沢山含まれています。
スーパーでも安売りすることが多いので、まとめ買いする場合もありますよね。
きのこを買ってきたら、冷蔵保存がほとんどだと思いますが、冷凍保存をしておくと、保存期間が伸びるほか、栄養も増えるんだそうです!
きのこの栄養や効果、冷凍保存の方法などをご紹介します。
きのこに含まれている栄養とは?保存の方法はどうするの?
きのこには、肌荒れ防止や疲労回復効果のあるビタミンB群や、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
きのこの栄養素の多くは水に弱いのですが、冷凍をすることできのこの中の水分が膨張し、細胞壁を壊すので、栄養が外に溶け出しにくくなるそうです。
また、生活習慣病予防や疲労回復、脳の機能を活性化させる、グアニル酸・グルタミン酸・アスパラギン酸は、冷凍保存で3倍に増えると言われています。
冷凍したキノコを加熱調理した時には、今まで働かなかった酵素が働き、そのままのきのこを調理するよりも、旨味も増すそうですよ!
えのきに多く含まれているキノコキトサンには、油の吸収を抑えたり、蓄積されている脂肪の燃焼を促す効果もあるので、ダイエットにはピッタリですね。
キノコキトサンは細胞壁にあるので、冷凍すると体に吸収されやすくなるそうです。
きのこを冷凍保存する時には、いしずきを切り落として軽くほぐし、ジッパー付きの保存袋に入れて、空気が入らないように口を閉じます。
きのこの栄養が水に流れないよう、水洗いは不要だそうです。
気になる場合には、キッチンペーパーなどで、軽く表面を拭いておくといいでしょう。
保存期間は約1ヶ月くらいで、使用する時には解凍せずに、そのまま調理します。
きのこを冷凍することで良いことは沢山ありますが、食感は変わってしまうようなので、好みがあるかもしれません。
私自身は、あまり気にしていないので、まとめ買いした色々なきのこをミックスして、冷凍保存しています。
ただ、えのきは水分量が多いので、冷凍する時には別にしておくといいそうですよ。
冷蔵庫で保存をしておくと、「早く食べなきゃ!」と、なんとなく焦ってしまうこともありますが、冷凍保存の場合には、少し余裕を持てますね。
きのこは便秘解消にも効果あり!ただし、注意することもあるらしい
きのこには食物繊維が含まれているので、便秘解消には効果があるのですが、摂り過ぎによっては悪化することもあるそうですよ。
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類なのですが、きのこのほとんどは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、胃や腸の水分を吸収して膨らみ、便の量を増やして腸を刺激する働きがあります。
通常であれば便秘の解消につながるのですが、長い間溜まっていた便は水分がなく硬いので、スムーズに動かず、余計に酷くなる可能性もあるそうです!
きのこを食べて便秘が良くならない場合には、摂り過ぎか、体に合っていないことが考えられるでしょう。
便に水分を与える働きのある水溶性食物繊維を含んでいる果物や、海藻類なども、一緒に摂ることをオススメします。
きのこの中でも、舞茸には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含まれているそうです。
肌荒れを防ぐビタミンB2や、シミなどのメラニン色素を抑えるシロチナーゼ阻害物質というものも含まれており、美肌効果もあるそうですよ。
便秘には、食物繊維だけではなく、ヨーグルトや味噌などの発酵食品や水分、適度な油の摂取も必要でしょう。
いくら栄養が豊富でも、偏った食事は効果を半減させてしまうので、何事もバランスよくが大切ですね!
まとめ
きのこの冷凍保存というと、舞茸やしめじのイメージがありますが、袋に入っているタイプのなめこも、そのまま冷凍できるそうです。
また、なめこは、冷凍しても食感が変わりにくいそうなので、初めての人でも試しやすいでしょう。
きのこを冷凍庫にストックしておくと、ちょっと使いたい時にも、すぐに使えて便利なのでオススメですよ。
まとめ買いをして冷凍保存をしておけば、わざわざ買い出しに行く手間も省けますね。
冷凍きのこで、毎日の栄養摂取に役立ててみてはいかがでしょうか?