夏の暑い時期には頻繁にシーツを取り換える人も、寒い時期、洗濯物が乾きにくくなってくると、交換する頻度が落ちて、ちょっとサボってしまうこともあるかもしれませんね。
外国から見ると、日本のシーツなどの寝具の交換や、洗濯頻度は低いと言われているようです!
理想のサイクルは週に1回で、冬でも月に2回くらいが適切だということなんです。
では、シーツを交換せずに汚れをそのままにしてしまった場合には、どのようなことが起こるのでしょうか?
自宅での洗濯方法についても調べてみました。
シーツの汚れは汗だけじゃない!?取り替えないことで起こる事態とは?
起きた時に身体に汗をかいた形跡はなくても、何となく、布団やシーツに湿気があるように感じられる時もありますよね。
特に真冬には、身体が冷えないように、エアコンの暖房や湯たんぽ、毛布などで暖かくして寝ることも多いでしょう。
シーツなどの寝具には、汗の他にも、皮脂やフケ、髪の毛などが付着していることが多いです。
このような汚れや、湿気をそのままにしてしまうと、ダニやカビなどの雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます!
雑菌が繁殖した状態の寝具を使うと、アレルギーや肌荒れなどの症状を起こすこともあるそうです。
なにより、目に見えない状態でも、雑菌が繁殖している場所で寝るのは、気分的にもあまりよくないですよね。
顔や頭に近い枕は、汗や皮脂などで汚れやすいので、カバーは頻繁に交換・洗濯して、枕本体も、風通しの良い場所に陰干しするといいでしょう。
布団カバーも、できれば月に1回程度で交換や洗濯をした方がいいようですが、難しい場合には、直射日光を避けて干すだけでも対策になるそうですよ。
その時の天気にもよりますが、午前10時~午後2時頃は、空気中の湿気が少ない時間帯だと言われています。
布団や枕は、長い時間干さなくても、2時間くらいで大丈夫だそうですよ。
同じものを使い続けていると、生地の傷みも早くなってしまうでしょう。
シーツの交換は、ちょっと面倒に感じてしまうこともありますが、清潔を保つためにも、きちんと気にかけたいですね。
シーツを家で洗うコツは?黄ばみには重曹がいいらしい
シーツを洗濯機で洗う場合、そのままの状態で入れてしまうと、絡まって取り出しにくくなっている経験をしたことありませんか?
大判のシーツは、きちんと脱水したとしても、水分を含んで重く、なかなか大変なんですよね。
だからと言っても、無理やり引っ張ってしまうと、生地が傷んでしまう原因にもなるので、注意が必要です。
シーツの絡まりを防ぐのは簡単で、ネットに入れてから洗濯するといいですよ!
洗濯ネットは大きめのもので、シーツを縦に3つ折りにした後、横向きにジャバラに畳んで入れると、全体に洗剤が行き渡りやすくなると言われています。
折った時の表面は、背中や首元など、汚れやすい箇所が来るようにすると、いいですよ。
ファスナータイプのものは、裏返してファスナーを閉じると、四隅にゴミや糸くずが溜まるのを防げるそうです。
ただ、表面の汚れが酷い場合には、そのままでも大丈夫でしょう。
大きめの洗濯ネットを持っていない場合でも、100円均一に売っていることも多いので、手軽に手に入りますよ。
干す時には、ネットから出した状態で、2本のハンガーにM字になるように干すと、風が通りやすくなり、乾きやすくなるそうです。
広げて干すよりもスペースも少なく済むので、他の洗濯物も一緒に干せます。
シーツだけを干す場合には、布が重ならないように、角が対角線になるように干すといいそうですよ。
汚れが少ない場合には、普通の洗剤のみで大丈夫ですが、黄ばみが気になる時には、重曹を使うと、汚れが落ちやすいと言われています。
黄ばみの元となっているのは、皮脂が酸化したものなので、アルカリ性の重曹が役立つんだそうですよ。
粉末の重曹をそのまま加える方法がありますが、冷たい水では溶けにくく、洗濯ホースがつまる原因にもなってしまいます。
少し手間ではありますが、一度、洗面器などにぬるま湯を用意して、大さじ1杯程度の重曹を溶かしたものに漬けてから、洗濯した方が安心でしょう。
洗濯機で洗う場合には、ぬるま湯で洗うようにして、いつもの洗剤と重曹を、半分ずつの量にするといいそうです。
汚れがどうしても落ちない時には、色柄ものでも使える酸素系の漂白剤もいいですよ。
柔軟剤を使うと、フワフワに仕上がりそうですが、汗の吸収が悪くなることもあるので、使わない方がよさそうです。
天気が悪い日が続く時など、自宅で洗って干すのが大変な時には、コインランドリーの利用もオススメします。
あなたのやりやすい方法で洗濯して、清潔を保ちましょうね。
まとめ
シーツや寝具は、落ちている髪の毛やホコリなどを掃除してから、洗濯することを忘れずに!
清潔な寝具は、衛生環境の他にも、良い眠りに大切だと言われています。
無理のない程度で、交換や洗濯をして、毎日気持ちよく眠りたいですね。