犬は好奇心旺盛な子が多いです。
いたずらもよくしますよね。
なんにでも興味を持つので誤食の危険もあります。
危険なものは犬が届かない所に置いておくのがいいですが、もし、犬がビニール袋やゴミ袋を誤って食べてしまったら…
どんな対処をしたらよいのでしょうか。
異物を飲み込んで、放置していたら現れる症状もあります。
ここでは、犬がビニール袋やゴミ袋などのプラスチックを食べてしまったときの対処法や症状についてまとめてみました。
愛犬がビニールを誤食！とりあえずの応急処置、対処法
犬はカサカサと音がするビニール袋やゴミ袋の音が好きで、楽しんで遊んでいる子が多いですが、もし遊んでいる途中に噛みちぎって誤って食べてしまったら焦りますよね。
ビニール袋やゴミ袋を誤って食べてしまった場合どういう応急処置をすればいいのでしょうか。
犬がビニール袋やゴミ袋を食べてしまってのどに詰まらせている場合、窒息の危険がありますので取り出す必要があります。
犬の口を開けて見える位置にあるようなら、舌を引き出して気道確保をしてからゆっくり取り出しましょう。
犬が苦しんで暴れている場合は無理に取り出そうとすると飲み込んでしまう場合があります。
首をできるだけまっすぐにして気道確保をし、すぐにかかりつけの病院につれていきましょう。
小さいものなら便と一緒に排泄される場合もありますが、誤食したとわかっている場合はかかりつけの病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。
愛犬が誤食した場合の症状や対処法！病院に連絡する場合
犬が誤食をした場合、どんな症状が現れるのでしょうか。
すぐに現れる症状と、あとから現れる症状がありますので、最初は普通に過ごしていても突然状態が悪くなることも。
- 気道閉塞
犬が誤食していちばん危険な症状です。
飲み込んだものが気道に詰まり、酸素が吸えない状態です。
早く対処しないと最悪の場合は死に至ります。
呼吸が荒くなり、呼吸困難やチアノーゼを起こすことがあります。 - 食道閉塞
食道閉塞も危険な症状で、呼吸困難を引き起こす可能性もあります。
のどから聞きなれない音が聞こえ、咳き込んでいたり吐くような仕草をします。
ヨダレを垂らして苦しんでいる子が多いです。 - 胃内異物
誤食したものが食道を通過し、胃まで達してしまうことです。
無症状のこともありますが、嘔吐を繰り返し、食欲がなくなる子もいます。 - 腹膜炎
お腹を包む腹膜が炎症を起こしてしまうことで、すぐには症状が現れないことが多いです。
嘔吐や激しい腹痛などの症状があります。 - 腸閉塞
誤食したものが胃を通過し、腸まで達してしまう症状です。
便と一緒に排泄されれば問題はありませんが、腸にとどまってしまうと危険です。
ぐったりとして食欲がなくなったり、嘔吐、脱水症状、激しい腹痛が起こります。
誤食したときは早めの対応が必要な場合もあります。
口を開けてみて見える場合は気道を確保したうえで、ピンセットなどを使い取り出します。
見えない場合や、犬が暴れて取り出せない場合は、急いでかかりつけの病院へ向かいましょう。
このとき、何を飲み込んでどのくらいの異物を飲み込んだのか、飲み込んでからどのくらい時間が経過しているのか、今の犬はどんな状態なのか獣医さんに伝えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私も犬を飼っていたことがありますが、子犬の頃は本当にいたずらが好きで、ビニール袋やゴミ袋などカサカサするものを持ってきて遊んでいました。
うちの子の場合は飲み込むことはありませんでしたが、犬の誤食は本当に危険です。
最悪の場合は死に至ることもあります。
焦ってどうしたらいいのかわからなくなりますが、まずは気道を確保しながら口を開けて異物が見えるか確認しましょう。
取れそうな場合は取り除きます。
異物が便と一緒に排泄されれば問題ありませんが、時間が経って腹膜炎や腸閉塞を起こす危険もあります。
異物を飲み込んだとわかったら、すぐにかかりつけの病院へ連絡をして指示を仰ぐようにしましょう
