季節になると、スーパーなどでも手に入るようになるふきのとうは、子供の頃は苦手でも、大人になるにつれて、あの苦みがクセになってきますよね。
ふきのとうには、抗酸化ポリフェノールやビタミン類、食物繊維、カリウムなどの栄養が多く、新陳代謝を高めてくれる働きもあると言われています。
そんな、ふきのとうの食べ方で人気なのは、天ぷらなのではないでしょうか?
ふきのとうの苦みが、ちょっと苦手という場合でも、きちんと下処理をすれば、美味しく作れるそうですよ!
ふきのとうを天ぷらにする時アク抜きは必要?
ふきのとうを調理する時には、アク抜きをしておかないと、苦みやえぐみが強く出てしまい、美味しく仕上がらないです。
ですが、天ぷらにする場合には、高温の油で調理するので、一般的には、アク抜きは必要ないそうですよ。
ただ、ふきのとうの苦みがあまり得意じゃない時には、天ぷらにする時にもアク抜きをしておくと、苦みが軽減されるという話なので、あなたの好みで決めてくださいね。
ふきのとうのアク抜きは、水1リットルに対して、重曹小さじ1杯を加えたお湯で、2分~5分茹で、その後、2時間~1晩くらい冷水に浸します。
長く茹ですぎてしまうと、重曹の効果で、ふきのとうが溶けてしまうことがあるそうなので、注意が必要です。
茹でた後に冷水に浸すと、ふきのとうの緑色を綺麗に保つ効果があり、長い時間水に浸すことで、水溶性の苦み成分が水に溶けて、苦みも少なくなると言われています。
重曹の代わりに、塩一つまみを加えたお湯で茹でても、アク抜きできるそうです。
ふきのとうには、葉っぱや付け根部分に土が溜まりやすいので、アク抜きをする前に、綺麗に洗い流してくださいね。
ふきのとうに、硬い部分や黒くなっている部分がある時には、切り落としてしまって大丈夫だそうです。
ただ、切ったところから変色しやすいそうなので、水に浸しながら作業することをオススメします。
アク抜きというと、ちょっと面倒くさいような気もしていましたが、短時間茹でたり、水に浸けておくだけなので、意外とすぐできそうですね。
自宅で美味しいふきのとうの天ぷらを作るには?
ふきのとうの天ぷらの衣は、普通の天ぷらよりも薄めに作るのがコツの様で、油に落とした時に衣が飛び散る程度が目安になります。
また、ふきのとうに水分が残っていると、ベチャッとした仕上がりになりやすいので、衣をつける前に水分をしっかり拭き取り、薄力粉を薄くまぶして水分を吸わせるといいそうです。
衣を作る時に、水ではなく、炭酸水を使うと、気泡の効果で美味しく揚がるという話もあるので、試してみてはいかがでしょうか?
油の温度は、170℃くらいで、お箸などでふきのとうを持った時に、表面がカラッとしていて、軽くなっていたらOKですよ。
ふきのとうのサイズが大きい場合には、うまく揚がりにくい可能性もあるので、先に、縦に半分に切っておくといいでしょう。
また、好みではありますが、開き始めたふきのとうは苦みが強く、硬く閉じたつぼみの状態であれば、苦みがそこまで強くないそうです。
天ぷらにするのは、つぼみのものが多いですが、もし、開き始めのもので作る場合には、葉っぱをしっかり開いて揚げると、火の通りがよくなり、苦みもある程度は軽減します。
必要に応じて、先ほどご紹介したアク抜き方法を試しながら、美味しいふきのとうの天ぷら作りに挑戦してみてくださいね。
まとめ
ふきのとうの天ぷらは、もちろん、天つゆで食べても美味しいのですが、塩とカレー粉を混ぜたカレー塩も、意外と合うそうですよ。
ふきのとうを天ぷらで調理する時には、基本的にアク抜きは必要ないので、思ったよりも手軽に作れそうです。
アク抜きをする場合は、あなたの好みによって、水に浸ける時間を調整してながら、試してくださいね。
天ぷらを揚げるのはちょっと苦手ですが、ふきのとうが手に入った時には、コツに気をつけながら作ってみようと思います。