子供の夜泣きが続くと、抱っこしてあやす気力もなく「はぁ…」と、ただただ見つめるだけになることがあります。
そのまま見ていると泣きやむこともあるので、泣いても放置してもいいのかなと思いますが、放置するとしてもただほったらかせばいいというものではありません。
放置するとしても放置の仕方があるのです。
8ヶ月の夜泣きが多い原因とは
まず、8ヶ月の赤ちゃんが夜泣きする原因についてお話ししたいと思います。
赤ちゃんは日中、おなかが空いたり何かが不快だったりすると泣きますよね。
夜に泣くのもそれと同じです。
夜も、昼間と同じようにおなかが空いたり不快だったりすると泣いてしまいます。
なので、赤ちゃんが泣いたらまずオムツを見たり、布団を整えたり授乳をしたりしますよね。
ただ、いろいろしても泣きやまないことがあります。
赤ちゃんは、脳や視力がどんどん発達していくので、日中に見たものの刺激が残っていると脳が興奮して目が覚めて泣くこともあります。
赤ちゃんは1度目が覚めると、自分でまた眠りにつくことが難しいので、抱っこしてゆらゆらしないとなかなか寝ませんよね。
この、「抱っこしてゆらゆら」「あやす」のがしんどいんです。
抱っこしてるほうは眠たいので立ったまま寝ちゃいそうになったり、「あ~もう~泣きやんで~~~」と、こっちが泣きそうになります。
新生児が泣くのを放置しても良い?時間はどのくらい?
日本では赤ちゃんが泣いてもあまり放置しませんよね。
日本の多くの家庭では、お父さんとお母さんの間に赤ちゃんが寝てるので、赤ちゃんが泣いたら「泣きやまさないと!」ってなります。
ですが、海外ドラマを見ていると、赤ちゃんは夫婦の寝室とは別の部屋で寝ています。
赤ちゃんが泣いたらどうするんだろうと思っていたら、枕元にベビーモニターを置いているんですね。
そして、ベビーモニターから赤ちゃんの泣き声が聞こえたら「ふぅ…行ってくるわ」「いや、俺が」で、どちらかが赤ちゃんの部屋へ行くんです。
海外では赤ちゃんが泣いても何もせずに泣かせっぱなしなのかな、と思っていたのですが、そうではないんですね。
ただ、日本のように赤ちゃんを抱っこしてあやしたり授乳したりするわけではありません。
赤ちゃんがまた眠るまでそばにいて、やさしく声をかけたりトントンしてあげたりするのです。
海外では、「赤ちゃんは睡眠のサイクルが短いので何時間かしたら目が覚めるものだ」と考えられています。
最初は短かった睡眠サイクルはだんだん長くなって、やがて朝まで眠れるようになるので、親はそのサイクルをととのえる手伝いをすると考えられているのです。
なので、目覚めて泣いても、親はそっとなだめてまた眠れるようにしていきます。
泣くたびにあやしたり抱っこしたりすると逆に目が覚めたり、目が覚めたときにまたあやしてもらいたくて泣くこともあるので、そっとなだめます。
赤ちゃんの夜泣きを放置するといっても、「泣いても近くに行かずに泣かせっぱなし」というわけではなく、「見守る」んですね。
そうして、だんだん一人で眠れるようにしていくのです。
私は、娘が生まれたときからずっと娘といっしょに寝ています。
保育園に行くようになってからも毎晩、「おかあさん、だっこねんね」と言って、抱っこして寝ていました。
娘はもう小学生ですが、今も同じ布団で寝ています。
いつになったら別の部屋で一人で寝るのだろうと思いますが、今もまだそのまま一緒に寝ているのです。
赤ちゃんのときから違う部屋で寝ていたらもっとすんなり一人で眠れるようになったかもしれないなと思います。
さいごに
赤ちゃんが泣いたときに放置するというのは、泣かせっぱなしで放ったらかすのではなくて、静かに見守るということなのです。
そうやってだんだん自分一人で眠れるようになると、親の負担も軽くなりますね。