氷砂糖とは、砂糖の原料である、暑いところで育つ「サトウキビ」や寒いところで育つ「テンサイ」を使い、自然の成分のまま結晶化させたものです。
グラニュー糖を溶かした砂糖水に、小さな氷砂糖の結晶を入れて少しずつ大きくしていきます。
賞味期限はありません。
形状によってロックとクリスタルとの2種類に分かれます。
ロックはゴツゴツした形状で、昔ながらの製法で2週間かけてゆっくり結晶化させたものです。
クリスタルは機械的に結晶化を促進したもので3~4日で形になります。
普通の上白糖やグラニュー糖と原料は同じで賞味期限がないのも同じです。
そして様々な砂糖の中で一番純度が高いのが氷砂糖です。
氷砂糖のシロップ漬けがSNSで人気!カルディなどで買えます!
ドイツのメーカー、MICHELSEN(ミヒェルゼン)の「KANDIS(キャンディス)」が今、SNSで話題です。
250g入りの瓶詰商品で、アールグレイ、ラム、レモン、チャイの4種類があります。
アールグレイはベルガモットと洋梨の爽やかな香りのシロップに漬けたもの。
ラムは、ジャマイカ産ラム酒に浸したもので大人の味わいと香りを楽しめます。
レモンは、爽やかでフルーティーなレモンリキュールに漬けたもの。
チャイは、丸みのある優しい甘味と紅茶・カルダモン・シナモン・クローブ・ジンジャーの香りが魅惑的な、チャイシロップに漬けたもの。
どれもドイツ・ハンブルク特産の氷砂糖を風味豊かなシロップに漬けています。
ミヒェルゼンは旧ドイツ王室御用達菓子司。品質は確かです。
いつもの紅茶やコーヒーにひとさじ加えるだけで、贅沢なくつろぎのひとときを過ごすことができます。
氷砂糖なのでゆっくりと溶けていきます。
飲み始めと飲み終わりとで甘さが変わるのもなかなかに良いですよ。
これからの季節、心も体もホッと温もるホットミルクに加えてもいいですね。
お値段はカルディで買う場合、税込みで1080円。
決してお安くはないですが、たまにはプチ贅沢してもいいと思います。
かりんのシロップ漬けを氷砂糖で作ってみよう
ミヒェルゼンじゃなくても、氷砂糖と果実の相性は良いわけですから、自分でも簡単に作ることができます。
「かりんのシロップ漬け」などいかがでしょう。
これからの季節、風邪の予防にもピッタリです。
ネスカフェ大瓶ひとつ分の材料として
かりん 1個
氷砂糖 200gくらい
レモン 適量
《作り方》
1、かりんはベタベタしているのでよく洗います
2、固いので気をつけて、適当に細かく切ります
3、きれいな空き瓶にかりんを入れ、その上から氷砂糖を投入。
レモンも一緒に入れて3~4日待ちます
ほっておけば良いので、本当に簡単です。
同じようにして、レモンやオレンジ、すだちなどでシロップを作っても良いですね。
氷砂糖は砂糖に比べてスッキリとした甘味なので果実の味を引き立ててくれます。
また、砂糖よりゆっくりと溶けるので、じっくりと果実のエキスを引き出します。
普通の砂糖だとビンの底に溶け残りがあったりしますが、氷砂糖ならそんな心配もなし!きれいに溶けます。
氷砂糖単体で使うのもアリ。砂糖を使い分けてみよう
ミヒェルゼンのシロップ漬けの氷砂糖はもちろん良いですが、普通の氷砂糖も活用方法はいっぱいあります。
普段のコーヒーや紅茶に、グラニュー糖や角砂糖ではなくて氷砂糖を入れてみましょう。
甘ったるくない、スッキリとした甘さになることが分かるでしょう。
熱を加えれば溶けやすくなるので、すき焼きの割り下に使うこともできます。分量は砂糖と同じで大丈夫です。
また、賞味期限がないということは、長期保存が効くということ。いざという時の非常食代わりに、キャンディのように食べることができます。