いざという時の災害時にも力強い味方の缶詰。
中でも魚の缶詰は普段の料理にも取り入れやすく常備しておくのにもってこいの備蓄品。
味が濃厚でレパートリーが多い鯖缶のアレンジレシピをご紹介しますね。
いざ非常時になった時、家に非常食を備蓄しているかしていないかで、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)生活の質は大きく変わります。
特にタンパク質は、非常事態を元気に乗り切るためにも必要な栄養素です。
その良質なタンパク源として、魚の缶詰に注目が集まっています。
イワシや鮭、サンマ、のどぐろなど色々ありますが、人気に火がついたのが鯖の缶詰です。
EPA(エイコサペンタエン酸。n-3系脂肪酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸。不飽和脂肪酸)が豊富で、血液をサラサラにする効果や認知症予防に期待ができるとして、保存食としてだけでなく、日常使いでも人気となりました。
長野県の飯山市では、雪深い土地ということもあって、鯖缶の人気に火がつく前から、多くの世帯で買い置きをして消費しているそうです。
どのように消費しているのか、ちょっと見てみましょう。
鯖の缶詰を使ったレシピ3選
そのまま食べても美味しい鯖缶ですが、いろいろなアレンジの仕方があるようです。
鯖カレー
炒めた野菜と豚肉にカレールーを入れ、仕上げに鯖の水煮缶を汁まで丸ごと投入するだけ!
鯖缶とお肉の相乗効果で旨味がUPします!
鯖缶の大根煮物
大根を輪切りにして煮込み、砂糖と醤油を加え、最後に鯖缶の鯖を入れるだけ
大根にコクが加わり、寒さも吹っ飛びます。
鯖サンドイッチ
鯖缶の鯖を炒めて、塩・こしょうで味を整え、キャベツやトマトと一緒にパンに挟むだけ。
カフェ顔負けのサンドイッチが簡単にできます。
缶詰にする過程で鯖が程よく煮込まれていますから、アレンジするのも手間いらずですね。
缶詰の消費期限は大体2~3年なので、ストックしておいたのを使ったら補充するという食材ローテーションで、美味しく消費しながら常に非常時に備えることができます。
鯖缶を使ったレシピで簡単なものは他にもあります
鯖味噌とパクチーのディップ
- 鯖缶は具と汁を分け、具を粗めに包丁で切る
- ボウルにマヨネーズ(大さじ4)、玉ねぎみじん切り(1/4個)、レモン汁(小さじ1/2)、あらびきコショウ、鯖缶の汁(小さじ1)、パクチーを入れて混ぜ合わせ、小さめの器に盛る
- 薄くスライスしたフランスパンとともに器に盛り付ける
パクチーの香りと鯖味噌とが絶妙にマッチする一品です。
鯖缶の炊き込みご飯
- 炊飯器に研いだお米1.5合、水1合を入れ、味付き鯖缶を汁ごと加える。酒大さじ1、チューブ生姜2cm、刻んだ大葉4枚も加え、炊飯する
- 炊き上がったら、炒りごま大さじ1を入れてよく混ぜる
美味しすぎると大絶賛されたレシピです。
キャベツと鯖缶のトマト煮
- 鍋に適当な大きさに切ったニンニクを入れ、櫛形に切ったキャベツを並べる
- 鯖の水煮缶とトマトの水煮缶、玉ねぎ、水、チキンベースのスープの素を投入し、20分ほどコトコトと煮る
- 塩・こしょうで味付けをし、仕上げにパセリを散らす
フランスの田舎料理のような煮込み料理が簡単にできます。
魚の缶詰を選ぶときは添加物の少ないものにしましょう
缶詰はそれだけで長期保存ができるようになっているのですから、保存料や酸化防止剤などは本来はいらないはずです。
せっかく食べるのだったら、身体に良いものを食べたいですよね。
例えば、いなば食品の「ひと口さば水煮缶」は国産の鯖を100%使用していて、原材料は「さば、食塩、しょうが、酵母エキス、野菜エキス」となっています。
キョクヨーのさば水煮缶も、原材料は「さば、食塩」とシンプル。
もしもの時に、心を支えるものは食事です。
美味しい食べ物があれば、それだけで前向きになれます。
もちろん、食材ローテーションで、普段の食事に使うときも美味しくて身体に優しいほうがいいですよね。
魚の缶詰を買うときは、賞味期限だけでなく、原材料名もしっかり確認してから買うようにしましょう。