歯をみがくことは大切なことですが、眠い時や忙しい時など、ちょっと面倒くさいと思ってしまうこともありますよね。
あなたの1日の歯磨きの回数は、だいたい何回ですか?
子供の時には、「毎食後3回きちんとみがきなさい」と言われていましたが、大人になると、なかなか難しい場面もあるでしょう。
歯みがきの効果が得られる回数やタイミングはあるのでしょうか?
歯みがきについて調べてみました。
1日の歯みがきの回数は多ければいいということでもない!?
1日の歯みがきの回数については、人それぞれだと思います。
ただ、何回も歯みがきをしたからといって、必ずしも、虫歯や歯周病などの予防になっていないこともあるそうです!
歯みがきの役割は、食後の食べカスの除去だけではなく、歯についた歯垢を取り除くことが大切になります。
そのため、歯みがきの回数が多くても、歯垢が残ってしまうような雑なみがき方は、意味がないということになってしまいますね。
ただ、毎日丁寧にみがいていたとしても、歯垢を全て取り除くのは難しいそうなので、定期的に歯医者さんで検診を受けることもオススメです。
歯についた食べカスは、食後8時間くらいで歯垢になり、取り除かれなかった歯垢は、24時間~48時間くらいの間で歯石に変わってしまうそうです!
歯垢は、虫歯や歯周病の原因にもなるので、できるだけ残さないようにしたいですね。
あなた自身のやりやすい歯みがき方法もあるかもしれませんが、一般的には、歯の1本1本をみがくイメージで、力を入れすぎずに注意します。
みがき残しがないように、右下から右上など、毎回同じ順番でみがくといいそうですよ。
少し前には、歯みがき粉に入っている研磨剤が、歯の表面を削ってしまう可能性があり、歯みがき粉は少なめと言われていました。
ですが、最近は、歯みがき粉の研磨剤で表面が削れる心配も少なくなり、フッ素などの成分が多く含まれるようになったので、多めに使ってもいいそうです。
歯みがきの時には、歯の表面だけではなく、歯ブラシの届きにくい歯と歯の間や歯と歯肉の間も、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、ケアするといいでしょう。
毎回歯みがきに時間をかけられなくても、1日のどこか1回は、意識してみがいてみてはいかがでしょうか?
効果がある歯みがきのタイミングはいつ?歯みがきできない時はガムでもいいの?
歯みがきのタイミングは、色々あるようですが、朝起きた時と夜寝る前には、必ず歯みがきをした方がいいそうです。
人間の唾液には殺菌作用があるのですが、寝ている時は唾液の分泌が少ないので、歯みがきを忘れてしまうと、細菌が繁殖してしまう可能性があります!
朝起きた時も、夜の間に繁殖した菌が口の中にいるので、そのままご飯を食べると、細菌も一緒に飲んでしまうことになるでしょう。
朝起きた時と寝る前は、眠くて歯みがきが面倒に感じてしまうかもしれませんが、せめて、うがいだけでもしておくといいかもしれませんね。
私の場合ですが、寝る前の歯みがきは、面倒にならないように、お風呂に入った後に行っています。
朝は、起きて顔を洗った後にすることもあれば、うがいだけしてから、朝食後に歯をみがくこともありますよ。
歯みがきを継続しやすい方法で、あなた自身のタイミングを決めて、習慣化するといいでしょう。
仕事や出先などで歯みがきができない場合には、うがいをするだけでも大丈夫なんだそうです。
特に、昼間の場合には、唾液の分泌が多いので、殺菌作用が期待できます。
唾液を出すために、口の中で舌を動かす運動も効果があるそうですよ。
ただのうがいだけではなく、マウスウォッシュを使ってもいいですね!
キシリトールが50%以上入っているガムは、歯みがきの代わりにはなりませんが、唾液の分泌を促す効果があるそうです。
また、リン酸カルシウムなどは、削れてしまった歯の再石灰化を促すと言われています。
生活している中で、必ず決まった時間に歯みがきをするというのは難しいかもしれませんが、出来る範囲で対応していきたいですね。
まとめ
唾液には、削れた歯を回復させる再石灰化の効果もありますが、歯みがきのやり過ぎで効果が発揮されないことがあります。
歯みがきは、回数よりも質が大切ということですね。
虫歯や歯周病などのトラブルは、誰もが回避したいことでしょう。
何となくする歯みがきから、意識してする歯みがきの習慣に変えていきましょうね!