シャツの襟や袖口の汚れって、けっこう他人から見えるものです。
ただ、洗濯をしてもなかなかスッキリ落ちないので困ってしまいますよね。
毎回クリーニングに出したり、シャツを数回で買い替えたりするわけにもいきません。
そこで、スッキリと襟・袖汚れを落とす方法をご紹介したいと思います。
シャツの黄ばみの意外な原因とは
シャツの黄ばみの原因は、体から出る「皮脂」です。
シャツについた皮脂が空気に触れて酸化することで黄ばんでいくのです。
なので、脱いだシャツをまとめておいて、週末にまとめて洗濯する、というのは実はあまりおすすめできません。
脱いだあと時間が経つと、どんどん汚れがたまっていくからです。
ただ、シャツを毎日洗濯していても汚れが落ちない場合もあります。
考えられる原因は以下のとおりです。
節約お洗濯
洗濯をするときに、使う水の量を少なくするために「洗う」や「すすぎ」の回数を減らしたり時間を短くして洗っていると、汚れが落ち切らないことがあります。
汚れの少ないものは節約コースで洗い、普段の衣類はなるべく標準コースで洗うようにしましょう
また、洗剤の量を少なくしても汚れがきちんと落ちないことがあります。
もったいない気もしますが、洗剤はやはり決められた量を使うようにしましょう。
洗剤の選び方
皮脂汚れは酸性なので、汚れを分解するためにはアルカリ性が適しています。
ですが、液体洗剤の多くは中性です。
皮脂汚れを効果的に落とすには、アルカリ性の粉洗剤の方が向いているのです。
粉洗剤は冬の冷たい水に溶けにくいけど、冬場はあまり皮脂汚れも強くありません。
なので、冬は液体洗剤を使って、夏は粉洗剤を使うといいですね。
洗濯機に詰めすぎている
洗濯をするとき、洗濯物をたくさん詰めすぎると洗濯物が上手に動けなくて、洗剤がきちんと届かない部分が出てきます。
1度に洗濯が済んでも、汚れが落ちていなかったら意味がないので、洗濯物が多いときは分けて洗うようにしましょう。
Yシャツの黄ばみをクリーニング店のようにスッキリ落とす方法とは!?
洗濯の仕方や洗剤を変えても、頑固な黄ばみはなかなか落ちないことがあります。
そんなときは、洗濯前に部分洗いをしましょう。
部分洗いにおすすめなアイテムと洗い方をご紹介します。
食器洗剤
油汚れに強い食器洗剤は、皮脂汚れにも効果を発揮します。
食器洗いの後、ついでに食器洗剤でシャツの部分洗いをしてみましょう。
家に帰ったら部屋着に着替えますよね。
そしてご飯を食べて、食器を洗ったあとにシャツを部分洗いしてしまうのです。
一連の作業にしてしまうとあまりめんどくさくないかもしれませんよ。
固形石鹸
洗濯用の固形石鹸を使うと汚れをスッキリと落とすことができます。
おふろに石鹸とブラシを置いておいて、おふろに入ったときに洗うといいですね。
洗うときは固形石鹸を汚れにこすりつけてから、古い歯ブラシや洗濯用のブラシなどでこすります。
あまりゴシゴシしすぎると生地を傷めますので、やさしくこすってくださいね。
部分洗いと洗濯機で皮脂汚れが落ちたら、皮脂汚れが付かないように予防しましょう。
襟汚れを防ぐグッズを使う
シール状になっていて、襟の内側に貼り、汚れたらはがします。
週末にまとめて洗濯をする場合や、出張に出る場合などにぴったりですね。
汗を拭く。
首や胸元に汗をかいたらこまめに拭きとりましょう。
このとき、乾いたハンカチやタオルで拭くよりも、濡れたタオルやウェットシートで拭くことをおすすめします。
濡れたもので拭くと、水分が蒸発するときに一緒に汗も蒸発するからスッとして気持ちいいですよ。
また、髪にヘアワックスなどをつけていると、ワックスの油分が汗といっしょに襟に流れ落ちることもあるので、なおのことよく拭きましょう。
さいごに
汚れが付いていて、それがどんどん蓄積されていくと思うと、気持ち良くありませんよね。
部分洗いはちょっとめんどうかもしれませんが、そのひと手間できれいなシャツを着ることができます。
おふろに入ったときや食器を洗ったあとなど、何かのついでに部分洗いをすると続けやすいですよ