お墓参りに行った時、お掃除もしていかれる方は多いと思います。
そんな時、どうしても落ちない汚れが残ったまま諦めざるおえない
事がありますね。たかが汚れと言っても、放置しておくと墓石の
劣化を招きますし、見た目も気持ちのいいものではないです。
特殊な石で作られている為、お手入れを間違えると傷や欠けの原因に
なってしまいます。
墓石の劣化の主な原因は?
- 塩
- 排気ガス
- 苔
- カビ
- サビ
- 酒
海の近くのお墓は、潮風の影響で劣化が早く進むと言われています。
また、故人が好きだったお酒を墓石にかけてお供えをする方が
いらっしゃいますが、シミの原因になるので控えましょう。
では、手遅れになる前にどんな方法があるのか?お墓についての
疑問に、この記事で解説していきましょう。
お墓の掃除はいつするもの?年末に最適な時期は?
年末にお墓を綺麗に掃除して新年を迎えたいものですが、地方や
宗派によっては、年末にお墓参りをしてはいけないという考えが
あります。住んでいる地域でそのような風習があれば、それに
従って無用なトラブルは避けるべきです。
一般的には、親族一同が集まりやすい年末にお墓の掃除をする事に
全く問題ありません。
*注意する点*
お墓参りをする日に、他の予定も入れるのは避けなければなりません。
ついで参りと言って、ご先祖様に対して大変失礼な行為になるので、
あくまでもお墓参りがメインの日にしましょう。
29日
「二重苦」とも読めるため、縁起が悪いと捉える地域があるようです。
31日
正月飾りの「一夜飾り」から「お通夜」が連想される為、適さないという
説があります。
中には仏滅や友引など縁起の悪い日を避ける方もいますが、六曜は
仏教とは無関係なのでお墓参りをする事には問題ありません。
年末で忙しいお寺さんも多いと思いますので、迷惑にならないよう
気を付けましょう。
絶対NG!墓石掃除にメラミンスポンジでの掃除!
金属製のタワシなどは言語道断ですよ!使用を控えるようにしてください。
せっかくご先祖様のお墓をキレイにするのですから、汚れなくピカピカにしたい!考えるのはよくわかります。
ですが、よく落ちるからとメラミンスポンジなどでゴシゴシと洗うのは絶対にやめてください。
メラミンスポンジは細かく削り取ることで表面の汚れを取り去ります。ツルツルの墓石に使うと、多少なりとも削れて傷になり、そこからさらに内部へと汚れや水分が浸透するようになって墓石を傷めてしまいます。
墓石を掃除するときは、最初に乾いた雑巾で汚れをざっと落とします。その後雑巾を水で濡らし、よく絞ってから丁寧に拭きましょう。
最後に乾いたキレイな雑巾で磨き上げれば完璧です。
仕上げに、タオルで乾拭きをして磨き上げます。
*その他の便利グッズ*
柄長ブラシ・パイプブラシ
コップや水筒、排水口を掃除するためのブラシですが、縦長の形状から
花立の掃除に適しています。花立には、長いこと水が入っているため
ヌメリが気になりますが、パイプブラシを使えば奥の方までしっかりと
汚れが落ちます。花を長持ちさせるためにも、綺麗に掃除して
おきましょう。
雑草抜き
墓石の周りは、いつの間にか雑草だらけになりやすいものです。
一つずつ手で引っこ抜いていくのは、時間も労力もかかり重労働に
なってしまいます。
そんな時、てこの原理で根本から引き抜けるアイテムが便利です。
二股に割れた刃先を、雑草の根元に差し込んで引き上げるだけなので
女性の方にも使いやすいですし、サイズもコンパクトで持ち運び
しやすいです。
お墓掃除のアイテムは、安価に手に入り機能的な物がたくさんある
ので、色々と試してベストな物を見つけて下さい。100均でも十分な物が
手に入るなんて便利になったものですね。
忙しくて時間がない方や、お墓が遠方の方にはお墓掃除の代行も
オススメです。少し値は張りますが、きっと満足のいく仕上がりに
なることでしょう。
年末は何かと忙しいですが、しっかりと掃除した後は、とても
気持ちが良いものです!
掃除をしながら、家族で故人の思い出話をするのも良い供養に
なるのではないでしょうか。