天気が悪い日や、夜に洗濯物をする場合には、部屋干しをすることも多いと思いますが、そこで気になるのが嫌な生乾き臭ですよね。
一度ついたニオイは、何度洗濯をしてもニオイ戻りしやすいと言われています。
また、乾いてすぐには気にならなくても、着用してしばらく経った時に臭ってくるなんてこともあるようです。
そんな厄介な生乾き臭ですが、消す方法はないのでしょうか?
生乾き臭がついてしまった洗濯物。気になるニオイの対処法は?
生乾きのニオイがついた洗濯物は、お湯を使うと軽減されるようです。
まず、洗面器に洗濯物を入れて、60℃くらいのお湯を全体に回しかけ、3分~10分くらい放置します。
その後、水を加えながら温度を下げて洗濯物をすすぎ、洗濯機で軽く脱水して、干せば完了です。
他にも、40℃~50℃くらいのお湯に、酸素系漂白剤をよく溶かして、その中に洗濯物を入れて30分~2時間放置する方法もありました。
酸素系漂白剤は、粉末の方が効果が高いようですが、洗濯物にウールが含まれてる場合には、液体のものがいいそうですよ。
また、放置時間が2時間以上になってしまうと、洗濯物が傷んでしまう原因になるので、注意してくださいね。
放置した後には、洗濯物をすすぎ、脱水して干します。
洗濯物のすすぎの時に、クエン酸を水10Lに対して10g加えると、生乾き臭を抑えられるそうですよ。
ポリエステルや絹の場合には、お湯を使うことで変質してしまうことがあるので、試す前には表示の確認も忘れずに!
洗濯物が多い時には、お風呂の浴槽で浸けておくと便利!
洗濯物を干す時には、乾く時間がかかってしまうと、せっかく対処をしたのに、またニオイがついてしまう可能性があります。
できるだけ風通しのいい場所を選んで干すか、乾燥機を使って乾かしてくださいね。
生乾き臭の原因は主に雑菌の繁殖!?普段の生活から予防しよう!
洗濯物のニオイは、モラクセラ菌というバクテリアが、繁殖する時に分泌する代謝物が原因なんだそうです。
モラクセラ菌は、人間の皮膚にも存在しているそうで、洗濯物の落としきれなかった皮脂汚れや、水分をエサにしています。
そのため、乾くまでに時間がかかった洗濯物は、モラクセラ菌が繁殖した結果、生乾き臭がついてしまうということですね。
モラクセラ菌は、乾燥や紫外線には強いそうで、日光に当てても死滅はしないそうです。
ただ、熱には弱いと言われているので、先ほどご紹介したように、お湯を使って対策すると、効果が期待できるそうですよ。
洗濯物の生乾き臭を発生させないためには、洗濯物が早く乾くように、干す間隔を、こぶし1個分くらい開けるようにするといいでしょう。
部屋干しをする場合には、エアコンのドライ運転や扇風機、サーキュレーターなどを使って、風通しをよくしておきます。
フード付きの服は、重なった背中の部分が乾きにくいので、フードを上げて干したり、逆さにして干すと、比較的乾きやすくなりますよ。
また、干す時だけではなく、洗濯物を洗濯機の中に溜めておく習慣がある場合には、洗濯機の中にも雑菌が発生してしまう可能性があるようです!
洗濯機に雑菌が繁殖していれば、洗うたびに洗濯物にも雑菌がついてしまうので、それ自体がニオイの原因になります。
気になる場合には、洗濯槽の除菌をしておくこともオススメです。
洗濯カゴを使う場合でも、できるだけ風通しのいいもので、濡れた洗濯物は、乾いてから入れるようにするといいそうです。
バスタオルなどの濡れた洗濯物を、そのままカゴの中に入れた場合、他の洗濯物も湿って、雑菌が繁殖してしまう可能性があるということですね。
洗濯する前には、洗濯機の中に洗剤を入れて撹拌しておくと、全体に洗剤が行き渡りやすくなるので、汚れも落ちやすくなると言われています。
ちょっと手間ではありますが、雑菌の繁殖を防ぐためには、大切なことでしょう。
他にも、洗濯物の汚れをきちんと落とすために、洗濯機の中に詰め込み過ぎないことや、出来上がった洗濯物はすぐに干すことも、ニオイ予防に効果があります。
私自身、ちょっと洗濯物を溜めすぎてしまうこともあるので、できるだけ洗濯機が満杯にならないよう、気をつけたいと思いました。
まとめ
洗濯物を干すとスッキリした感覚になりますが、生乾き臭があると残念ですよね。
お風呂の残り湯には、雑菌が繁殖している可能性があるので、洗いの段階は大丈夫ですが、すすぎに使うのは止めた方がよさそうです。
お湯や酸素系漂白剤を使った対処法は、完全にニオイが消えるわけではないかもしれませんが、気にならなくなる程度には軽減します。
洗濯物の管理や、干す時の間隔などにも気をつけて、気持ちよくお洗濯しましょうね!