気心知れた友人でも話題が途切れたり、なんとなく気まずくなってスマホを取り出して見るふりをしたり、お水を何回も飲んだり……そんな経験はありませんか?
ましてや会社でお弁当を食べるときや初対面の人と話すときはどうでしょう。
沈黙に耐えかねてあれこれ話題を提供するものの、相手からの反応が薄い。
話題がないと焦って、自分一人で空回りしてしまい、さらに気まずくなる。
そんな経験が一度はあるのではないでしょうか。
会話をする以上は弾みたいし、楽しみたいですよね。
どうしたら弾むのでしょうか。
そこにコツはあるのでしょうか。
少し見てみましょう。
会話が上達する方法は、実は「聞くこと」にあった
会話をしようと自分の中で空回りしているときは、実は「自分が」喋ろうとしているときです。
このとき、相手のことに興味を持っていません。
「我が」「我が」となっているとき、聞いている相手は面白くないですよね。
この人は自分のことを喋りたいだけなのか。私のことに関心はないのか。これでは弾む話も弾みません。
「相手はどういう人なのか」
「何に興味を持っているのか」
「何を話したがっているのか」
「我」から「相手」に軸をおくのがポイントです。
実はコミュニケーションが上手い人は、聞き上手なのです。
相手の話を聞くのが8割、自分が喋るのは2割。
これが目安です。
喋らないで、聞く。
では、何を聞いたらいいのでしょう。
会話が苦手だと思う原因は相手に興味を持っていないことにあった
相手に興味を持っていないと、何を聞いたらいいか浮かんでこないですよね。
そんな時でも大丈夫な、王道の質問が3つあります。
会話上達王道の質問その1:「わらしべ」
昔話に『わらしべ長者」というのがありますよね。
貧しい人がわらとみかんを交換したのをきっかけに次々と「上の」ものと交換し続け、最後には長者になってしまうという話です。
会話もこの話のように、相手の話の一部(わら)を取り出して質問(交換)すればいいのです。
例えば、
「この前美味しいパン屋さんを見つけてね」
と言われたら
「なんのパンを買ったのですか?」
と話を広げる。
「クロワッサンです」
と相手が答えたら
「前からクロワッサンが好きなんですか?」
とさらに広げる。
これを繰り返すだけで、相手が話したい話で会話をすることができます。
会話上達王道の質問その2:「やまびこ」
これは簡単です。相手が言ったことを復唱するだけです。
「最近、太ったんだ」と言われたら「太ったんですか?」と言うだけです。
多くの人はアドバイスが欲しいのではなくて、なんとなく聞いてもらいたくて雑談することが多いです。
相手の言うことを復唱するだけで、相手はどんどん本音を出してきて、会話が続くことになります。
これは子ども相手にも有効です。転んで泣いている子が「痛い~」と訴えた時に「痛いの?」と聞くだけで、子どもは自分の訴えたいことが聞いてもらえたと満足します。うまくいけば泣き止みますよ。
会話上達王道の質問その3:「ねぎらい」
ネガティブなことを言う時、人は「話を聞いてもらいたい」「理解してもらいたい」と思うものです。
そんなときに「それは大変ですね」と共感してあげることで、「そうなんだよ、それでね」と会話が広がることになります。
会話の話題はあちこちに転がっている。まずは相手に興味を持とう!
「わらしべ」「やまびこ」「ねぎらい」
どれも難しいことはないですよね。
あなたに興味を持ってます、ということが伝われば、話題が途切れて困ることも、沈黙をごまかすためにスマホを取り出すこともありません。
日本人やイギリス人だったら、天気の話題はまず外さないですよね。「今日は午後から雨が降るそうですね」「週末は晴れそうですね」といったことから「どんな傘をお持ちなんですか?」「どこかへ出かけられますか?」と話を広げていくことができます。
自分2割、相手8割。
聞き上手に徹して、会話を楽しみましょう。