日本にはどうしてこんなにおいしいものが溢れているのでしょうか。
食べたことのない日本人はおそらくいないであろう、おにぎり。
ふわりと握られたお米、程よい塩気、パリッとした海苔、そしてテンションを上げてくれる具材。
コンビニの看板商品でもあるおにぎりですが、家庭で握るのが当たり前だったおにぎりがコンビニで売られるようになったのは、いつ頃からでしょうか。
調べると、今から38年前の1980年のことでした。
当時のおにぎりの具材は5種類。
梅、カツオ、昆布、鮭、シーチキンマヨ。
絶大な人気のツナマヨは、おにぎり発売当時からあったのですね。
ただ当時のおにぎりは、私もうっすらと記憶があるのですが、海苔とご飯部分とが別々に包装されていて、一旦ビニールを広げて海苔の上に慎重にご飯を置いて、包んで食べていました。
ちょっと面倒くさかったです。
今の包装スタイルのおにぎりが売られるようになったのは、5年後の1985年から。
以来、お昼ご飯に、ピクニックに、おやつにと手軽な食べ物として、コンビニおにぎりは広く流通しています。
セブンのおにぎりは何種類ぐらいあるのだろう
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート…コンビニはたくさんありますが、業界最大手なのがセブンイレブン。
個人的な話になりますが、私が初めてコンビニおにぎりを食べたのが、セブンイレブンのものでした。
美味しくて衝撃を受けたのをいまでも覚えています。
さて、そのセブンでは何種類ぐらいのおにぎりがあるのでしょうか。
販売地域が限られているおにぎりもあるようですが、公式HPによると、33種類もありました。
手巻きおにぎり、直巻きおにぎり、もち麦もっちり、などバリエーションも豊富です。
セブンイレブンのおすすめおにぎりはコレだ!
自信があるから出せる、「銀しゃりむすび 塩むすび」をぜひ食べてみてください。
手で握ったかのように、おにぎりの表面にだけ塩がまぶされており、お米の粒が潰されることなく、ふっくらと仕上がっています。
具も海苔もなく、本当にお米と塩だけ。
自分で握っても、ここまで美味しく握れるかなと思わせるクオリティです。
「金のおむすび 紅鮭はらみ 炭火炙り焼き」もおすすめです。
鮭はおにぎりの具材としては定番ですが、こちらのおにぎりには4cmほどの分厚い焼き鮭がどかっと入っていて、存在感を放っています。
ご飯の量とのバランスも良く、まるでおにぎり専門店で握られたかのような味わいが多くの人々を魅了しています。
セブンの他のおにぎりに比べるとちょっとお高いので、手が出ない、という方はセールの時にぜひ食べてみてください。
ミシュランにも掲載されたおにぎり
あの、レストランを星の数で格付けするガイドブック、『ミシュランガイド東京2019』の「ビブグルマン(手頃な価格で満足度の高い料理が楽しめる)」部門に、世界で初めて「おにぎり」のカテゴリーが登場し、浅草にある「おにぎり 浅草 宿六」が掲載されました。
お寿司ではなく、おにぎりです。
遠足や運動会などでもおなじみのおにぎりが、ついに世界に認められるようになりました。
宿六は戦後まだ白米が高級品だった1954年に創業。
東京で一番古いおにぎり専門店です。
厳選された具材と単一原料米、江戸前の海苔にこだわって手で握られています。
ランチタイムには、690円からランチセットがあり、豆腐の味噌汁とたくあんがついてきます。
カウンター席が8席、テーブル席が8席、総数16席ととても小さいお店で、ご飯が無くなり次第終了となるので早めに行く方が良さそうです。
場所は浅草の心臓部・浅草寺の裏手にあたります。
690円でミシュラン掲載店の味を楽しめるなんてなかなかないですから、浅草観光の折にはぜひ訪ねてみてください