掃除でも大活躍してくれる重曹は、洗顔の時に使うと、石鹸では落としきれない皮脂汚れや、毛穴の黒ずみを綺麗にしてくれる効果があると言われています。
重曹は比較的どこでも手に入れやすく、値段も安いので、気軽にできることも利点なのですが、使い方を間違えると、肌の状態が悪化してしまう危険もあるそうです!
洗顔をする時には、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
重曹洗顔について調べてみました。
重曹洗顔の注意点とは?重曹は何用を使ったらいいの?
重曹には、毛穴汚れの原因のタンパク質を分解する働きがあるので、通常の洗顔よりも、汚れが落ちやすくなると言われています。
他にも、重曹の粒子がピーリング効果になり、古い角質を剥がれやすくして、新しい角質に生まれ変わることの手助けにもなるそうです。
ですが、重曹の洗浄成分は強めなので、場合によっては、必要な皮脂や油まで落としてしまうことも考えられます。
肌に必要な皮脂などが少なくなってしまうと、皮膚のバリア機能が弱まってしまい、乾燥が悪化したり、敏感肌になってしまうので、注意が必要です。
そのため、重曹洗顔は毎日ではなく、週に1回~2回までにするといいでしょう。
重曹には、薬用・食用・工業用のものがありますが、洗顔で使う時には、粒子が比較的細かい薬用や食用がいいですよ。
工業用など、掃除で使われるような重曹は、汚れの落ちやすさを高めるために、粒子が荒くなっています。
あまり粒子が荒いと、肌を傷つけてしまうことになり、刺激に反応してメラニンが生成され、色素
沈着が起こり、シミや黒ずみが酷くなってしまうこともあるそうです。
また、顔に使うものなので、口に入っても安全なものの方が、安心して使えそうですよね。
重曹の成分は弱アルカリ性なので、人の肌にも優しいとは言われていますが、人それぞれ違うでしょう。
重曹洗顔を始める前には、水で溶かした重曹を、腕の内側などの目立たないところに塗って1日置き、赤みなどがないか確認することがオススメです。
元からアレルギー体質だったり、敏感肌や乾燥が酷い場合には、重曹洗顔をすることで、余計に肌がダメージを受けることも考えられます。
腕の内側の柔らかい部分で試すなどして、自分の肌の状態と相談しながら、試してみるかどうか決めてみるといいでしょう。
注意点を理解したうえで重曹洗顔に挑戦!やり方はどうする?
重曹洗顔のやり方は簡単で、いつも使っている洗顔料をよく泡立てたら、そこに重曹一つまみを加えて混ぜ、洗顔するだけです。
ただ、ゴシゴシ洗ってしまうと、粒子が細かい重曹を選んでいても肌を傷つけることになってしまうので、優しくなでるような洗い方がいいでしょう。
顔をすすいだ後には、汚れがすっきり落ちる分乾燥しやすいので、しっかりと保湿することが大切です。
肌に潤いを与える効果のあるハチミツや、オリーブオイルなどを1.2滴くらい加えると、洗いあがりの肌の乾燥を防ぐ効果が期待できるそうですよ!
重曹洗顔のやり方には、30℃~40℃くらいのお湯に重曹を溶かし入れて、そのお湯で顔を洗う「重曹水洗顔」という方法もあります。
重曹を溶かす目安は、洗面器半分くらいのお湯に、重曹小さじ1杯くらいです。
重曹水洗顔は、普通の重曹洗顔に比べると肌の負担が少ないそうなので、重曹を粉のまま使うのが心配な場合には良さそうですね。
他にも、重曹を水でペースト状にして、黒ずみが気になる部分に塗る重曹パックも、汚れに効果があると言われています。
放置時間が長いと乾燥の原因になってしまうので、10分くらいまでにして、ぬるま湯で優しく洗い流し、きちんと保湿しておくといいでしょう。
私自身、小鼻の黒ずみがずっと悩みの種なので、重曹洗顔や重曹パックは試してみたくなりました。
重曹パックの頻度も、重曹洗顔と同じように週に1回くらいまでにして、やり過ぎないよう注意しましょう!
まとめ
重曹には殺菌効果もあり、ニキビなどの原因になるアクネ菌の発生を予防してくれる働きも期待できるそうです。
ですが、すでにニキビができてしまっている場合には、重曹洗顔が刺激になって悪化してしまうこともあるので、注意しなければいけませんね。
重曹は、黒ずみ汚れを落としたり、新しい角質に生まれ変わることの手助けをしてくれますが、乾燥や肌荒れの悪化を招くこともあります。
良い面だけではなく、悪い面も理解したうえで、取り入れていきたいですね。