災害がおきて、現地の様子をテレビなどで見て、何か助けになればと思う人もたくさんいると思います。
現地に向かい、支援をしたいと思ったとき、どうすればいいのでしょうか。
災害ボランティアに参加するには制限が設けられている場合があります。
ここでは、災害ボランティアに参加する際の資格の有無について、中学生でも参加できるのかについてまとめました。
災害ボランティアに参加したいと思っている方の参考になればと思います。
災害ボランティアに参加するには資格は必要?
災害ボランティアは、専門的な支援でない限りは、知識・経験・資格は必要ありません。
しかし、何も知識を得ないまま参加すると、「役に立つことが何もできなかった」ということにもなりかねません。
資格などはありませんが、災害ボランティアについて学べるところがあります。
一般社団法人 ピースボート災害ボタンティアセンターです。
ここでは、災害の種類や、災害ボランティア活動の種類、参加する際の心構え、活動中の安全管理や注意点について学ぶことができます。
また、災害についての一般知識、自分が被災した場合に気をつけること、避難生活について、災害用の備蓄品などについても教えてくれます。
災害ボランティアに参加する際の知識も必要ですが、自分が被災したときのことを考えて学ぶことで、ボランティアに参加した際に被災者の気持ちや支援してほしいことなどがわかってくると思います。
災害ボランティアに中学生は参加できる?
中学生でも災害ボランティアには参加できます。
危険な作業もありますので、できないこともありますが、被災者との交流、炊き出しのお手伝いなどの支援ができるようです。
しかし、災害ボランティアセンターによっては年齢制限を設けている場合がありますので、募集情報の確認が必要です。
災害ボランティアに参加したい中学生のみなさんは、募集情報を確認し、保護者に相談してから参加するようにしてくださいね。
災害ボランティアに参加するためには?
さて、実際にボランティアに参加しようと思ったときの行動ですが、まずは、被災した自治体が立ち上げる、災害ボランティアセンターを探します。
災害ボランティアセンターとは、ボランティアして欲しい人(被災者)とボランティアしたい人をつなぐ役割を担います。
ここでは、作業に必要な道具などの確保、ボランティアニーズの情報収集、行政との連携などをしてくれます。
各地の災害ボランティアセンターでは、ボランティア活動保険に加入していなければ、参加することができません。
ボランティア活動保険とは、活動中や移動中の怪我や熱中症などと賠償責任を補償してくれるものです。
ボランティアに参加しようと思っている人は、事前に居住市町村の社会福祉協議会で加入します。
保証期間は4月1日~翌年3月31日までの1年間で、途中加入でも3月31日までの保証となり、ボランティアの回数に制限はありません。
まとめ
参加するための資格はとくに必要ありませんが、やはり支援する上で多少の知識はあったほうが、作業をするときに動きやすいと思います。
災害ボランティアに参加しようと思ったとき、かならず自治体が立ち上げた災害ボランティアセンターの募集情報の確認を行ってください。
参加するための必要事項が記載してあります。
また、年齢制限を設けている自治体もありますので、参加しようと思っている学生のみなさんは確認してくださいね。
ボランティアに参加する際はボランティア活動保険の加入が必要になりますので、忘れないようにしましょう。
怪我をしないように安全に気をつけて、支援を行ってくださいね