お店で食べられる焼き芋は美味しいですが、値段が少し高いので、なかなか気軽には食べられませんよね。
最近では、焼き芋専用の調理家具もありますが、「わざわざ購入するのはちょっと…」と感じることもあるでしょう。
自宅で焼き芋を作る時には、少しコツがあるようです。
焼き芋を作る時にオススメの方法もご紹介します!
美味しい焼き芋を作るにはサツマイモ選びも大切!基準は何?
美味しい焼き芋を作るためには、当然のことではありますが、美味しいサツマイモを選ぶことが大切になります。
美味しいサツマイモを選ぶ時の基準は、以下のものを目安に選んでみてください。
・大き目で太くてずっしりと重い物
・サツマイモの表面が滑らかで、ひげ根やひげ根の跡が少ない物
・表面に傷や変色がない物
サツマイモは、熱を加えることで発生する酵素によってデンプンが分解されて、糖に変化して甘くなります。
そのため、もともとデンプンが多く含まれているサツマイモの方が、焼き芋にした時に、甘くて美味しくなる可能性が高いです。
ただ、あまり大きすぎると、自宅で火を通すのに時間がかかってしまうので、小さすぎず大きすぎずが、丁度いいかもしれませんね。
サツマイモの大きさが同じようなものでも、持った時に重みのある方が美味しく出来上がるそうですよ。
サツマイモの表面に、変色ではなく、ねっとりとした液が染み出しているものは、蜜が多いのでオススメです。
また、サツマイモは、収穫してすぐよりも、少し時間を置いた方が美味しいサツマイモになると言われています。
保存している間に糖化が進んで、余分な水分も蒸発していくので、甘みが凝縮して、より美味しくなるんだそうですよ。
購入してきたものは、新聞紙などに包んで風通しのいい冷暗所に2日~3日、収穫したものは、土がついたまま、1週間くらいが目安になります。
冷蔵庫に入れてしまうと、サツマイモが低温障害を起こしてしまうので、注意が必要です。
自宅で手軽に焼き芋作り!オススメの方法4選
美味しい焼き芋を作るためには、サツマイモの中心温度が60度~70度くらいを保つことが大切なようです。
サツマイモを低温でじっくり焼くことで、酵素が上手く働いてデンプンの糖化が進み、甘みが引き出せます。
石焼き芋や焚き火での焼き芋が美味しく感じるのは、じっくりと火を通しているからなのでしょう。
自宅で作る場合でも、温度調節が比較的簡単な方法を4つご紹介しますので、参考にしてみてください!
・オーブン
洗って濡れたままのサツマイモに、新聞紙やキッチンペーパーを巻いて、アルミホイルで隙間なく包みます。
予熱なしで160度の低温で90分焼き、10分~15分くらい放置。
・トースター
オーブンの時と同じように、洗って濡れたままのサツマイモに新聞紙などを巻いて、その上からアルミホイルで包みます。
700w~800wの低めの温度で15分焼いてから10分放置、サツマイモをひっくり返して、また15分くらい焼く。
・魚焼きグリル
洗ったサツマイモをアルミホイルで包んで、弱火で20分~30分焼き、10分間余熱で火を通します。
片面焼のタイプの場合には、頃合いを見て、ひっくり返しながら焼いていくといいでしょう。
・フライパン
ポリ袋などの容器に、水500ccに対して、塩小さじ1杯を加えて塩水を作り、そこに洗ったサツマイモを入れ、1時間浸けます。
濡れたままのサツマイモにキッチンペーパーを巻き、その上からアルミホイルを巻いて、蓋をして弱火で15分~20分火を通していきます。
サツマイモを裏返して、同じように15分~20分火を通して完成。
フライパンにテフロンなどの加工がある場合には、アルミホイルで傷つくこともあるので、注意が必要です。
サツマイモの大きさなどによっても焼き時間が違うので、竹串などで確認しながら、調節していくといいでしょう。
サツマイモがそのままの状態で入らない時には、縦に半分に切って、切り口を上にして新聞紙などで包んでから焼いても大丈夫です。
サツマイモを塩水につけておくと、より甘みが引き出されて、スイーツのような焼き芋になるそうですよ。
私の家では、トースターでの焼き芋が定番ですが、他の方法も試して、食べ比べしてみたいです。
焼き芋は、ホクホク派やねっとり派など、好みも分かれますよね。
サツマイモの品種によって変わるので、あなたの好みのサツマイモを使って、作ってみるといいでしょう。
まとめ
焼き芋専用の調理器具で作れば美味しいのは分かっていますが、新しく買い足すよりも、できれば自宅にあるもので済ませたいですよね。
お店のものとはちょっと違っても、ご紹介した方法で、十分に美味しい焼き芋ができると思います。
美味しいサツマイモを選んで、好みの方法で焼き芋を楽しんでみてくださいね。