クリスマスが近くなると、イルミネーションやオーナメントが綺麗で、大人も子供もワクワクする季節ですよね。
クリスマスにはプレゼントも欠かせないですが、渡す日って正式に決まっているのでしょうか?
クリスマスの起源も一緒に調べてみました!
クリスマスの起源はキリストの降誕祭だけではない!?
クリスマスの由来は、キリストの降誕祭が先ではなく、古代ローマで行われていた冬至のお祭りが起源だと言われています。
当時のローマでは、太陽神ミトラスを崇める、ミトラ教という太陽信仰が主流でした。
そのため、秋~冬にかけては日照時間が短くなるので、死が近づいてくると恐れられていたそうです。
ですが、冬至を境に、また日が長くなるので、太陽の復活としてお祝いしていたと言われています。
この冬至のお祭りは12月25日に開催されて、冬に蓄えていた食料でごちそうを作ったり、親しい人同士でプレゼントを交換していたそうです。
やがて、ミトラ教がキリスト教に飲み込まれる形になるのですが、世の光と呼ばれていたキリストと太陽神を結び付けて、反発を抑えたと言われています。
キリストが存在したユダヤ歴では、日没が1日の始まりなので、12月24日のクリスマス・イブは、本来の意味だと「前夜」ではなく「始まり」なんだそうです!
ユダヤ歴の考えでクリスマスプレゼントを渡すなら、24日の日没~25日の日没までに、ということになりますね。
ただ、仕事などの都合で上手く合わせられないこともあると思うので、あまり考えすぎずに、タイミングがいい時に渡すといいでしょう。
キリスト教徒のクリスマスは、今から2000年ほど前の12月25日に、キリストの降誕を祝う日として、ミサ(礼拝)が行われ、世界中に広まったと言われています。
ただ、記録は残っていないそうなので、詳細は不明なんだそうですよ。
日本のクリスマスは、1552年頃に、フランシスコ・ザビエルが12月24日に信徒を集めて、ミサを行ったことが始まりだそうです。
その後、1612年にキリスト禁止令が出て、一旦はなくなりましたが、禁止令が解けた1873年頃に復活して今に至ります。
子供の頃は、友達に得意げに「クリスマスはキリストのお祝いだよ!」なんて話していた覚えがありますが、ちょっと違っていたんですね。
クリスマス・イブの本来の意味が、始まりというのも、ビックリしました!
日本でクリスマスケーキを食べるようになったきっかけは?世界ではケーキは食べないの?
クリスマスにケーキを食べるのは定番になっていますが、始まりのきっかけは、不二家の創業者である、藤井林右衛門さんだと言われています。
藤井さんがアメリカに修行に行った際、苺のショートケーキと出会い、1922年頃、日本でクリスマスケーキとして売り出しました。
ただ、当時は小麦粉や砂糖の入っているお菓子は高級品だったので、一般には手に入らなかったそうです。
その後、クリスマスケーキが一般的に広まったのは、小麦粉や砂糖が統制になった、戦後の頃だそうですよ。
苺のショートケーキのクリスマスケーキが人気になったのは、諸説あるようですが、白いクリームを雪、苺をサンタに見立てているからだと言われています。
他にも、日本人のイメージでは、「紅白=めでたい」というものもあるので、そのことも関係しているのかもしれませんね!
他の国では、ケーキというよりも、パンに近いような焼き菓子や、パイを食べることがほとんどのようです。
イギリスの伝統菓子のクリスマスプディングは、普通のプリンではなく、木の実やブランデー漬けのドライフルーツが入った、濃厚な焼き菓子になります。
各家庭で伝統のレシピがあるそうで、中世のクリスマスに作っていた濃厚なスープが由来だと言われています。
伝統的な作り方では、家族全員で願い事を唱えながら、生地を一回ずつ時計回りにまわした後に、型に流して焼くそうです。
焼きあがった後は、中に入れたドライフルーツが発酵するまで、1カ月ほど置いて熟成させます。
ドイツのクリスマス時期に食べるシュトーレンは、最近では、日本でも売っているのを見かけることもありますよね。
シュトーレンは、クリスマス当日に食べるというよりも、1カ月前くらいからスライスして食べ始め、クリスマスまでカウントダウンしていくような感じです。
日が経つにつれて美味しくなるそうなので、クリスマスが近くなるにつれて、楽しみも増していきそうですね!
まとめ
クリスマスプレゼントを渡すのは、24日の日没以降がいいと言われていますが、仕事などの都合で、難しい時もありますよね。
ですが、渡すタイミングよりも渡すこと自体が大切だと思うので、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。
大切な人と、楽しいクリスマスを過ごしてくださいね!